ウナギの稚魚は台湾でひと休み 研究機関の分析で判明

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Posted:4月15日

4月15日 18時14分 謎に包まれているウナギの生態がまた1つ明らかになりました。ウナギの稚魚は、日本などにやってくる前に台湾の近海にとどまり、より泳ぐ力の高い形に姿を変えている可能性があることがわかり、研究グループは、さらに生態の解明を進めて資源の保護につなげたいとしています。 ニホンウナギの稚魚は、今シーズンに入った当初は、記録的な不漁といわれましたが、その後は漁獲量が徐々に回復していて、稚魚がやってくる時期が平年より遅れているとみられています。 これまで、稚魚はひたすら海流に身を任せて日本などにやってくると考えられていて、漁獲量や時期が変動するのは産卵数の変化とともに、海流の影響が大きいのではないかと指摘されていました。 これに対し、水産研究・教育機構などの研究グループは、台湾東部の海域で日本などにやってくる前の稚魚を捕らえて詳しく分析しました。 その結果、それまでは「レプトセファルス」と呼ばれる海流に流されやすい平たい形をしていたのが、この海域で「シラスウナギ」と呼ばれる、より泳ぐ力のある細長い形への「変態」を始めていたことがわかりました。 さらに「耳石」という組織の分析から、生まれてからの日数に119日から156日と幅があることもわかりました。 これは、この海域にとどまって成長を待つことで、自力で泳ぐ力をつけながら日本などを目指すためと考えられ、研究グループではこうした生態の解明を進めることで漁獲量の変動の原因を知る手がかりとなる可能性があるとしています。 水産研究・教育機構の研究支援職員、福田野歩人さんは「ウナギの稚魚の生態は未解明の部分が多く、仕組みを明らかにして資源保護につなげたい」と話しています。

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